特別加入制度 徹底活用ガイド

労災保険と聞くとみなさんはどのようなイメージを持たれるでしょうか。たいてい多くの人は普段労災保険についてそれほど考えることがないかもしれません。しかし、私たちが安心して仕事を行ううえで、この労災保険は非常に重要です。今日はこの労災保険の中でも労災保険特別加入という制度について記したいと思います。

そもそも労災保険とはどのようなものでしょうか。簡単に説明すると、労災保険とは事業主が従業員を加入させるものです。従業員が労働中にケガなどをしたときに、それが補償されるためにあるのが労災保険です。しかし、労災保険は事業主が加入することはできません。そこで必要になるのが労災保険特別加入というものです。

日本では中小企業が多く存在します。例えば、建設業では一人親方と呼ばれる、いわゆる事業主が同時に職人である人たちが大勢います。そうした人たちは作業員でありながら、事業主なので労災保険に加入できません。そこで、そうした一人親方でも加入できるようにするためにできたのが労災保険特別加入という制度です。

とはいえ、一人親方が加入できる労災保険はたくさんあります。ではその加入する組合を選ぶポイントとは何でしょうか。まず、確認することは保険料のほかに支払う事務費、組合費などです。これは組合によってかなり差がでますので、比較することは大切です。さらに、加入してから参加しなければいけない活動などもあります。そうしたイベントなどもチェックすることも欠かさないようにしましょう。