特別加入制度 徹底活用ガイド

労災保険特別加入制度の給付金について

私達は毎日、仕事に励んで収入を得て、家族を養ったり、生活を送っています。仕事の内容は様々であり、デスクワークの人もいれば、肉体労働の人もいて、それぞれが仕事に責任を持って、勤めています。しかし、私達のほとんどは、会社などに属しているのではないでしょうか。

会社員だった場合には、もし、通勤途中や仕事中に何か怪我をした場合でも、労働者として国から保護されているため、きちんと怪我の給付金が支払われます。しかし、自営業などで一人で仕事を行っている場合には、どの会社にも属さないので、怪我などがあった時には、何かと不安です。そのため、労災保険特別加入制度があります。

これは、個人で仕事をしている人などが対象となり、万一の怪我や事故に備えるというものです。ただ、特別加入者と会社員の労災保険内容では、いくつか違うところがあります。まず、通勤などの際に起こった怪我などでは、給付金が支払われないことがあります。これは、農家やタクシーの運転手などでは、仕事と通勤の区別がつかないため、通勤災害をつけることは出来ません。

また、保険の給付金の金額ですが、会社員などは賃金から給付金の金額が決まるのに対して、特別加入者の場合だと、給付金の金額を決めて、保険料を支払う必要があります。その他には、特別加入者だと、怪我をしても、仕事を休まないといけないと言う規定がありません。

このようなことから、農家などでは、忙しい時期ならば、ちょっとぐらいの怪我をしても仕事をしている人もいるようです。もし、万一のことが心配ならば、労災保険特別加入をしておくと良いかもしれません。